生姜香る干し野菜&もち麦スープの作り方 お家でほっこり あったか簡単レシピ
最近、ダイエット食として人気のもち麦。
栄養がギュッと詰まった干し野菜と合わせて、もち麦スープを作ってみました。
戻し汁も野菜出汁として使い、お味噌・醤油麹など自然の調味料だけで味付け。
少しコリコリとした干し野菜と、プチプチとしたもち麦の2つの食感が楽しめます。
今回は、野菜ネットで干した野菜と、地元 瀬戸内地方のもち麦(ダイシモチ)を使用。保存のきく乾燥野菜は非常食にもなり、コロナショックで備蓄をするのに役立っています!
生姜や根菜を入れているので香りも良く体が温まり、糖質・カロリー制限をしている方にもおすすめです。
目次
干し野菜のもち麦スープ の材料( 2人分 )
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- 干し野菜 1カップ … 1カップ
(こいくれない人参・大根・しめじ) - 戻し用の水 … 1カップ
- 味噌 … 大さじ2
- 干し野菜 1カップ … 1カップ
【材料 A】
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- 水 … 300ml
- もち麦 … 大さじ4
- 干し生姜 … 適量
- 醤油麹(自家製) … 大さじ2
干し野菜のもち麦スープのレシピ(作り方)
1. 干し野菜をさっと水洗いして、30分ほど水に浸す。(熱湯だと5分くらいで戻る。)
2. 戻し汁は、出汁として使うので捨てずに。
3. もち麦を洗い、水切りをする。
4. 無水鍋に1~3と【 材料 A 】を入れ、中火で煮立てる。
5. 湯気が出てきたら、弱火にして5分
6. 味噌を溶かし入れ、余熱で5分蒸らす。
7. もち麦がふっくらと炊き上がっていたら出来上がり!
もち麦はそのままでも使えるの?
もち麦は、あらかじめ茹でてから使ってるの?
それとも、そのままスープに入れてるの?
時短のため、そのまま入れて作ったの。
けっこう水分を吸うから、お水を多めに入れてるのよ。
もちろん、茹でてから使ってもいいけど、煮すぎないのがコツね!
もち麦とは?
もち麦とは大麦の一種。
米に「うるち米」と「もち米」があるのと同じく、大麦にも「うるち麦」と「もち麦」があります。もち麦は普通の麦より粘りがあるのが特徴で、「もちもち」した食感が楽しめます。
日本では中国・四国地方・九州北部で僅かに栽培され、自家用として食されていました。瀬戸内出身の私は、祖母が白米に麦を混ぜた麦ごはんを作ってくれてましたね。今回は、実家から送られてきた讃岐もち麦「ダイシモチ」を使用しています。
弘法大師にちなんだ「ダイシモチ麦」の特徴
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- 食物繊維は精白米の約30倍!
- 水溶性食物繊維のβグルカンは玄米の約9倍!
- アントシアニンにより、収穫時期には穂や麦わらの外皮が紫色に着色!
弘法大師が誕生した善通寺。香川県善通寺市では、「弘法大師が唐から麦の種を持ち帰った」という伝説が残っており、古くからもち麦が盛んに栽培されていました。
1997年に当時の四国農業試験場(善通寺市)にて、もち麦の品種改良に成功し、2000年に登録された品種。善通寺市にゆかりのある弘法大師にちなんで、「ダイシモチ」と名付けられました。
ダイシモチは、市内にある農業試験場(農研機構近畿中国四国農業研究センター)で1997年に育成された品種で、食物繊維が多く含まれ、特に、生活習慣病抑制効果があるとされる水溶性食物繊維のβグルカンの含有量は玄米と比べても約9倍の多さを示しています。
善通寺市公式ホームページ_ 讃岐もち麦「ダイシモチ」
また麺類や焼き菓子などとの相性がよく、うどんや蕎麦、パン、クッキーなどにも使われはじめ、今後が大変期待される農産物です。
裸麦新品種「ダイシモチ」は、六条渦性のもち性品種で、早生で「イチバンボシ」より短稈で倒伏に強い。高β-グルカンで、「イチバンボシ」の1.6倍含まれる。粒はやや硬く、精麦白度は高い。収量性は「イチバンボシ」よりやや低い。成熟期の穂は紫穂で、粒は紫粒である。
農研機構_もち性裸麦新品種「ダイシモチ」
もち麦スープの効果
もち麦は水溶性食物繊維である大麦βグルカン(ベータグルカン)を含み、健康やダイエットに良いと注目を集めています。
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- 腸内環境の改善
- 糖質の吸収を抑え、食後の血糖値上昇を抑える
- 強い粘性で血中コレステロールを吸着し体外への排出を助ける
大麦βグルカンは大麦の種子を構成する成分のひとつで、大麦自身が厳しい環境下で生存するために重要な役割を果たしていると言われています。
野菜などの具材と合わせたもち麦スープは、色々な栄養分を丸ごと摂り入れることができ、体も温まりますね。
もち麦は、サラダに混ぜても良いですね。
生野菜のシャリシャリ感と、もっちりしたもち麦の食感があじわえます。
非常食にもなる干し野菜!
干し野菜は、乾燥して小さくなるので保管しやすく、水で戻せばカサが増すので非常食としても重宝します。コロナショックで品薄になる食材があったりで、備蓄をしている方も多いはず。
今回は、干したこいくれない人参・大根・しめじを使いました。
干し野菜は、栄養分が凝縮されているのでおいしい野菜出汁にもなります。
乾燥野菜は保存しておくと、買い忘れの時にも役立ちますし、プラス一品料理にも使えます。数種類の干し野菜を混ぜたミックス野菜を瓶に入れて保管しておくと便利ですね。
干し野菜はざるでも作れますが、3段の干し野菜ネットがおすすめ!
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- 虫よけになる
- 風で飛ぶ心配がない
- 場所をとらずたくさん干せる
室内干しもできるので、外出が多い人でも大丈夫ですよ(^^)
まとめ
干し野菜を使ってパスタスープも作ってみました。
お米を使ったリゾット、お味噌汁、もちろん煮物に加えてもいいですね。
乾燥野菜を保管しておくと、調理をする時間・お買い物に行く時間がない時にも重宝します。
切る手間がかからないので時短にもなりますね。
ぜひ、お好きな食材で色々なアレンジを楽しんでくださいね。
同じ品種のリコピンたっぷり こいくれない人参で、和風ミネストローネを作りました。
こちらも野菜だしと発酵調味料など自然の食材だけで味付けをしています。
よかったら、見てくださいね。
もち麦を使った他のレシピも参考にしてみてください。
◎ もち麦バーガー
もち麦をパティにしています!
◎ もち麦サラダ
カラフルな野菜と合わせると食卓が彩ります♪